2012/05/29

突破口は開くのか

月末になってくると、OUTPUT報告書のことが頭にちらちら入り込んできてなんだか鬱になる。

報告の元となるデータを打ち込む物は存在するのだが、なんせやりにくくて苦痛でしかない。
間違い、抜けが多いのでデータを一通りチェックしなきゃならないし、集計も結局コンピュータを目の前にしながら半手動というお粗末さ。

PCが導入されて15年が過ぎようとしてるのに、未だこの有様とは…。





こういう仕事をする度に『こうだったらいいのに』と理想を思い浮かべるが、それに着手する時間は皆無で、結局、黙々とやらざるを得ない。

そんなジレンマを感じながら何年か過ごしてきたが、千里の道も一歩からと言うし、まずは現状を少しでも改善して突破口を開く。将来的にはこの改善自体は無駄になってしまうが、少しでも時間に余裕が出来れば次に繋がる筈だ。




さて、問題のアプリ(ExcelVBA)の画面がこれ。所狭しとドロップダウンリストが並んでいる。

問題点は山ほどあるが、今回着目したのは以下の点。

  1. 字が小さい
  2. レーン選択後、該当するレーンのドロップダウンリストを目で探す2度手間
  3. 上記はリンクしてないので整合性が保たれてないデータが多く入力される
  4. 既定の分類を自分で判断、入力する必要がある。
  5. 設備の分類を選択しておきながら、関係の無い故障の分類を選択できる
  6. 入力チェック(抜け防止)が無い
  7. 集計が手動
大体このくらいかな。


これを改善したのが右の画面。

何かを選択したら、次に選択するドロップダウンリストに必要なデータ、関連のあるデータだけを動的バインドするようにした。
これだけでコントロールが減って随分スッキリしたね。

スペースが出来た事で文字を大きく出来、自分のようなオジサンにも優しくなった。

あとは…

・選択したデータに付随する既定のデータは自動入力にした。

・コード内べた書きだった設備データをシートから拾うようにした。これは問題にはしてなかったけど、上記の都合で構造変更。ウチの職場はレイアウトが良く変わるのでメンテは誰でも出来るようになるし、意味はある筈。

・入力チェックの追加。これでチェックの手間がどの程度減るか。

・DSUM関数やDCOUNT関数等を使ってシートに集計結果を表示。関数だから入力すればすぐ反映されている。条件の動的な変更はできないけど、きっと充分。


と、ここまで大体10時間程度で出来たと思う。PC環境が良くて邪魔入らないと捗るね(それにしてもVBAのエディタは使いにくい)。


とりあえず明日から投入して様子を見る。果たして突破口は開くだろうか…?

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