これは書かねばなるまい(今回は長いですw)
小さい頃から宇宙に関する事は大好きで、親が買い与えてくれた百科事典のうち、科学・宇宙の内容が書かれた第9巻ばかり見てた事を思い出す。
小学校の授業で友達と一緒になって日食の理屈をまわりに説明し得意げになったり、当時は星もよく見えたのでオリオン座大星雲を見つけて感動したり。
そんな天文好きな俺にとって、今日の金環日食は本当に楽しみだった。
…といっても知ったのは今年の初めの頃で、この時はとりあえず忘れないようにとカレンダーにメモしておいた。
─ 3月頃 ─
日食の事を再び思い出し、そういえば何時頃なんだろう?と思い調べに入る。時間は7時半だ。
三交代をやってるサラリーマンなので曜日も気になるところ。この時間に会社に拘束されている夜勤5日間と昼勤月曜日の1日がアウト、つまり21分の6(約28%)という確率で見られない訳だ。
調べてみたところ、最も冴えない昼勤の月曜日。なんと運の悪いことか。
─ 数日前~前日 ─
日食当日の天気は良さそうだと知る。こうなったら数分でもいいから、意地でも外に出て見る!と決意。しかし、問題はいかにして工場外へ抜け出すか。
班メンバーと穏やかに(←これ重要)協議した結果、応援者を一人残して自分を含めたコアメンバーが外に出る事になった。レアな日食の為とは言え俺は何と酷い班長だろう(笑)
段取りは出来た。あとは当日ラインが安定するのを祈るのみ。
─ 当日 ─
ラインの滑り出しは順調。しかし、金環日食15分前になってマテハンの故障。
このタイミングでこれとは・・・神も仏も居ないのか。
…本当にこの時はそう思ったが、いつになく手際よく対処し暫定復帰(←いつもこの調子でやらんかい)
この時すでに7時半。
もう行く!!!絶対見る!!!
高速で指差呼称をしながら速足で外へ向かう。
リフトは居ない。もう俺を邪魔するものは無い!!
歩くスピードはさらに勢いを増し、小さく見えた青い鉄製の扉がぐんぐん近づいてくる。
・・・
・・・
金環日食よ、会いに来たぜ!!!!
『ガラガラガラッ』
俺は息を切らしながら重い扉を勢いよく開け、外へ出た。
Σ(゚Д゚;)
くもおおおおおおおおおおおおおおお?!
邪魔だバカバカ死ね死ねしねしいねいしえsふぃえf
とは叫んでいませんが、自分の力では対処できない自然現象に最後の最後に邪魔されてしまった、という感じで結局見る事は叶いませんでした。トホホ
思えば最初から見られない運命だったのかなぁ。
ちなみに同じ市でも見られたところはあったみたいで、ずっと見続けていれば見えたのかもしれないけど、サボっている以上そんな長く居る勇気もなかったしね…。
金環日食はもう生きてるうちに日本でみる機会はなさそうです。
いや、2030年の北海道がチャンスと言えばチャンスかな?
6月2日は土曜日なので休日稼働があったり…?まさかねぇ(笑)
(参考 http://homepage2.nifty.com/turupura/nissyoku/2012kinkan/mezurashii.html)
まぁ本命は皆既日食なのですが、それでも日本に限定すると2035年。
もう海外にいくしか見る手は無いですね。
ちなみに家族はどうしてたかと聞くと
「日食?曇ってたからまた寝ちゃった♪てへぺろ☆」
最も見たい人は障害をいくつも乗り越えて努力してるのに、
簡単に見られたかもしれない人がこれとは…。
世の中間違ってる!!ウワーン
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