前回の続き。公式Froyo with App2SD+ を導入した時の様子です。基本的に失敗や実験も含めて書いているので参考にされる場合は注意してください。
以前も書いた通り、アプリ関係は自分で入れ直せばいいや、という考えでバックアップは全く行わない方向で進めています。
また、やってみて分かった事ですが、目的や端末の種類、環境によって存在する方法も多様で、ネット上での情報に統一感が無いのもなんとなく理解できました。
2011/1/5 追記
このサイトの情報は詳しくない人間が書いている為、「予想」で書いた部分も随所に含まれています。また、致命的な間違いもあるかもしれません。注意して読んで頂くようお願いします。(気づいた方はコメントで指摘していただけると幸いです)
【疑問点が…】
公式froyo with App2SD+ を導入するに当たって疑問点がいくつか。書くのも恥ずかしいレベルなんだけど、あえて書きます(笑)
1.「公式」って何よ?→いわゆるSoftbank公式って事でした。
2.これってカスタムROMの類なの?→修正パッチでした。
3.App2SD+を活かす為パーティションを切るのは分かるが、導入前に切る?導入後に切る?
最後の疑問については、答えが見つからず。恐らくどちらでも良いんだろうけど、事前に切った方が問題なさそうな気がして、先に切る事にした。
【パーティションを切るテスト】
パーティションを切ると、SDカードの中身は消えてしまうらしい(※1)。普通に理解すれば「全部消えてしまう」事くらいわかるのですが、確保済のパーティションの中身が消えるって意味なんかな?と考えてテストしてみることに。
ClockworkMod Recovery でパーティションを切れるだろうと思い、リカバリに入ってみるが、どのメニューから入るのか自分には分からなかった。Androidアプリの"ROMmanager"なら出来るとの事で、さっそくインストールして実行してみる。
SDカードパーティション→Extサイズ=512MB→Swapサイズ=0MB(※2)と操作
結果:やっぱしSDの中身全部消えてました。
アストロ等のファイルマネージャーで中身を見てみると、"sd-ext" という名前のディレクトリが出来ていて、これが切ったパーティションにあたるらしい(?)。PCに直接SDカードを接続して、ディスク管理ツールで見てみると、不明なパーティションとして約500MB確保されてるのが分かった。
(下図のディスク1)

※1・・・パーティションを切ってもSDの中身が消えないツールもあるようです
※2・・・Swap0MBでいいとどっかで見たのでその通りに。256MB確保しよう、と書いてある所も見ましたが、現状0MBで問題は発生していません。
【512MBじゃ物足りない】
せっかくApp2SD+にするなら、もうちょっと多めにパーティションを確保したい。でも、現状では最大512MBまでしか確保出来ない。そこで、多機能だと言われてる AmonRa というリカバリを導入しなおす(ここでもトラブル発生)。
別に拘らなければ、ClockworkMod Recoveryのままでも良いと思う。
1.AmonRa v1.7.0.1-R5 for SLCD をダウンロード(X06HTIIなのでSLCDにした)。解凍して
任意のディレクトリに配置(日本語が含まれないディレクトリ推奨)
2.unrevoked起動。fileメニューから、Costom Recoveryを選択し、先ほど解凍した "recovery-RA-desire-v1701-R5-SL.img" を選択。
3.端末はUSBデバッグモードにしておき、PCと接続。リスク説明ダイアログが出て OK、とすると書き込みがスタート。
4.問題発生。unrevokedに "Validation error : Backup CID is missing" と表示されて進まない。
5.調べてみると、 unrEVOked-3-2-Windoze.exe を使えばうまくいくらしい。ダウンロードはhttp://www.filefactory.com/file/b4171fg/n/unrEVOked-3-2-Windoze.exeで出来る。
①画面下の方にある、[DOWNLOAD NOW]をクリック
②画像が表示されるので、その文字を入力し、再度[DOWNLOAD NOW]をクリック
③You can download your file in 〇〇 あるいは… と出て60秒くらいカウントを待つ
④Download with FileFactoryBasic or upgrade to Premium と表示されたら、Download with FileFactoryBasic をクリックすれば、ダウンロード開始
6.unrEVOked-3-2-Windoze.exe を起動し、fileメニューから、Costom Recoveryを選択し、先ほど解凍した "recovery-RA-desire-v1701-R5-SL.img" を選択。以下は3と同様に。
という感じでやっと完了。知識が無いって怖い。
【パーティション作成本番】
AmonRaを使ったパーティション作成。動画を作りました。
http://www.youtube.com/watch?v=StNuyTXasBw
そういえば、パーティションを切ったあとにext3とかに変更すればよかったのかな?
【公式froyo with App2SD+を導入】
やっと本題ですが、この記事を書くまでに色々と忘れてしまったので曖昧な部分が多いです。もう2度とドノーマル状態から試す事が出来ないしね。
【ここでも疑問】公式froyo with App2SD をそのままでいいのか?update.zipにリネームするのか?という疑問があった為、実はClockworkModを使って一度トライしています。
ClockworkModで [install zip from sdcard]→[choose zip from sdcard]→[update_softbank_froyo_app2sdp_101020] →[Yes-Install update_sonfbank...]と指定していき、実行すると、進捗を示すプログレスバーが途中で終わり、Install from sdcard complete. と表示されて終了する。この状態でリブートして、アプリをガンガン落としてみたら、普通に内臓ストレージが減っていくので、適用できてないのだろうと判断しました。
(この時はupdate.zipにリネームし、Apply sdcard:update.zip でいけるのかも)
で、以下は最終的にやった事。こちらはAmonRaを使ってます。結局のところ、update.zipにリネームしてやったんだけど、こちらはリネーム無しでできるのかもしれない(?)
1.公式froyo with App2SD+ をダウンロードし、update.zip へリネーム後、SDカードに配置(そのままルートディレクトリへ。元のupdate.zipは一応PCへバックアップしておいた)。
2.リカバリを立ち上げ、Flash → Flash SD:update.zip を選択。
3.Install :update.zip?
Press Trackball to confirm,
any other key to abort.
と出るので、そのままオプティカルジョイスティック押下、で実行される。終わったら Backキーで戻って Reboot system now を選択して再起動。
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【その後の確認】
無事起動した後に内部メモリの容量を確認。現時点で若干増えていたけど、気のせいかもしれない。このパッチを当てただけで、既存のアプリが自動的にSD内パーティションへ移動するのか?と言う事が良くわからないので、徹底的にアンインストールをし、容量を開けた後に再びアプリを入れ直す。
すると、120M以上空いており、ここで初めて成功したと認識。詳しい状態は、Quick System info というアプリで確認できる(下図)

【公式froyo with app2SD+ 作った人の書き込み】
2chの過去ログから、この修正パッチを作ってくれた人の最初の書き込みを見つけたので転載。私のような初心者でも比較的簡単にApp2SD+の恩恵を得る機会をくださった作者さまには本当に感謝しています。
公式froyoへのapp2sd+機能追加のupdate.zipつくってみた。
実際にはAuraxtSenseの該当部分をコピっただけ。
適用すると、 /dataフォルダ以下の app, app-private, dalvik-cacheが
ext領域に移動する。
init.rcの書き換えは 起動時にrun-partsコマンドで/system/etc/init.d/以下のスクリプトを実行するようにしてあるだけだからそれ自体は大した影響はないけど、
/system/etc/init.d/03stuff2sdは結構、力技なことをやってるので、
実際になにをやってるのか中身をみてから適用したほうがいいよ。
あと事前のバックアップは絶対やっといたほうがいい。
ここを見ると、やっぱりupdate.zipにリネームしてやる、ってのが正解なのね。